お正月も過ぎたら、あっという間に確定申告の準備期間になります。28年度の申告準備も必要ですが、29年度も準備をしていきましょう
1.ふるさと納税
ふるさと納税で自治体に寄付を行うと、寄付金のうち2,000円を超える金額が控除されます。自治体からの特産品を頂く事が出来る事などで、昨年の大晦日は納税サイトがなかなか繋がらなくなったなど、段々と浸透してまいりました。
27年4月1日からは、ふるさと納税ワンストップ特例制度が始まり、申告が簡素化された事も広がりの要因の一つだったでしょう。しかしながら、28年度のふるさと納税を行った方で、今年の1月10日までに「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」の申請が間に合わなかった方は、確定申告が必要になります。忘れないようにいたしましょう。
2.医療費控除の特例
セルフメディケーション税制が今年2017年1月1日からスタートしました。風邪薬等のドラッグストア等で販売されている市販薬の一部(1,555品目)について、購入額に応じて税金が安くなります。それには、健康保持・疾病の予防のための大事な条件もあります。
(1)インフルエンザなどの予防接種
(2)定期健康診断
(3)特定健康診査(メタボ健診)
(4)人間ドックやがん検診(自治体・健保組合等が実施)
上記のいずれかを受けている人
※1世帯で年間購入額が1万2千円を超えた部分で、最高8万8千円。レシートや領収書を保管し、確定申告をする必要があります。
※従来の医療費控除とは同時に行う事が出来ませんので、両方保管し、来年2018年に選択する必要があります。今から気をつけて保管してください。
by 税理士法人優和