IFAが相続・事業承継に貢献する時代が到来します
2018年度より適用となる事業承継税制の特例は、日本経済の基盤である中小企業の相続税・贈与税の負担を激減させ、円滑な世代交代を通じた生産性向上を促進する内容となっております。これは、節税や財産の評価減を中心に組み立てられてきたこれまでの中小企業経営者の事業承継が、事業成長重視、また適切なアセットアロケーションによる資金運用重視の戦略に根本的に変わっていくものと考えられます。対策の選択肢として、「金融アドバイスの重要性」が今後益々高まることが想定されます。結果、クライアントとの長期信頼関係に基づき、販売会社から独立した立場で金融商品やサービスを適切に提供できる担い手を増やしていくことが求められることになり、欧米のように独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)に対するニーズが大きくなって来ます。株式会社フィナンシャルリンクサービスは、独立・中立の立場からコンサルティングを行うIFA法人として、金融業界で長年培って来た実績と経験を活かし、クライアントに寄り添いながら問題解決のお手伝いをいたします。
ゲートキーパーとして広い守備範囲をカバーします
相続を意識される経営者は当然のことながら資産家であることが多く、複数の金融機関にアカウントを持ち、複数の専門家とお付き合いをされているのですが、よくご相談いただくのは、「全財産の状況が今どのようになっていて、何を優先し、何から対応していけばいいのか判断がつかない」「お付き合いをしているそれぞれの担当者からは、自身の専門分野についてのアドバイスはもらえるが、資産全体を分析した上での客観的なアドバイスをしてくれる人がいない」というものです。FPの試験科目が金融資産運用、不動産、ライフプラン・リタイアメントプラン、リスクと保険、タックスプラン、相続・事業承継の6科目になっているように、ファイナンシャルアドバイザーは本来、クライアントの資産全体に対する入口でのサゼスチョン、方向性を導く役割を求められますが、現状、FP資格保有者の多くは、自身が所属する金融機関や事務所でカバー出来る範囲のアドバイスに留まっています。一方、IFAは金融機関等から独立し、製販分離体制が敷かれていますので利益相反も発生しません。アドバイスが中心の部分最適に留まることなく、クライアントのゲートキーパーとなり、実務面までサポートする全体最適を担うのが我々IFAの使命と考えております。

定例ミーティング
統合資産管理システムの活用で全資産を見える化します
相続・事業承継対策の初動で重要となるポイントは、クライアントの全資産をリアルタイムで時価把握すること、即ち全資産の「数値化」「見える化」の実行です。私どもは、クライアントの財産状況を短時間で「見える化」し、付加価値のある対策立案を正確に提供する総合資産管理プラットフォーム(資産一元管理ツール)を導入しております。資産家ほど、金融・不動産・保険・税務分野を包括したトータルサービスを求める傾向にあります。このプラットフォームの提供により、クライアントの貸借対照表を作成し、全資産に対する「一次・二次相続税未払額」を試算し、問題の「見える化」を図ります。「全資産」「潜在債務」「分割方針」「納税可能性」「相続税評価引下げ対策による効果「」自社株評価」それぞれを「見える化」することで、クライアントの状況に合わせた商品・サービスの提供が可能となります。ヒヤリング→情報入力→現状分析→対策→ご提案という一連のプロセスを体系化することで、クライアントご自身にも大事なポイントに気付いていただけるよう、質の高い、差別化したコンサルティングが可能となります。これこそが全資産の最適化であると私どもは考えます。

ワンストップソリューションを提供
グループ士業連携によるワンストップコンサルティング
適正な現状分析に基づいて策定された計画を実行に移していただくに当たっては、士業を中心とした各専門家との連携が欠かせません。弊社は士業の専門家集団である「丸の内アドバイザーズ」のグループカンパニーとして、現場経験豊富な公認会計士・税理士に加え、弁護士・司法書士・不動産鑑定士・社会保険労務士などの各専門家・実務家と連携しており、人的側面からもワンストップソリューションによるトータルコンサルティングを実践しております。特にオーナー経営者の相続・事業承継対策に当たっては、法人資産と個人資産の両面について、数ある選択肢の中から多面的・広角的に最適解を導くプロセスが不可欠となります。日々本業で多忙を極める経営者にとって、それぞれの専門家からバラバラに助言を受け、逆に混乱してしまったケースも良く耳にします。弊社単独で解決しきれないご相談につきましては、丸の内アドバイザーズグループ所属の各専門家との協業・コラボレーションによる全体最適の実現を目指しております。
クライアントとの長期信頼関係の維持を大切にします
昨年末、弊社は「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表、宣言いたしました。この中で私どもが最も大事に考えている項目が、弊社の企業理念である「プロフェッショナリズム」です。これは端的に言いますと「人間力」を磨き続けることです。苦労を重ねて財を築いてこられたクライアントは人を観る目に長け、スキームやパフォーマンス以上にパートナーの人間性、信頼関係を重視されます。AI、Fintechが今後益々進展し、我々の仕事を奪うと言われておりますが、相続・事業承継のような利害関係者が複数存在し、それぞれの方の想い、感情を汲みながら時間をかけて進めて行く仕事は人対人、Face to Faceでしか対応出来ない領域です。これからもクライアントから選ばれ、信頼される存在であることを目指して参ります。

各専門家と協力体制を整えています