子供たちの笑顔をいつまでも繋いでいくために
私たちの活動は、東日本大震災の後に開始したもので、全国に自然災害に強い森をつくるプロジェクトです。震災の津波では、何百年もその土地を支えてきた「鎮守の森」の常緑広葉樹は、地中深く根を張るため、倒れずに残っていました。その土地に適した十数種類の常緑広葉樹(シイ・タブ・カシなど)を密植・混植し、互いに競争させながら、わずか20年ほどで森をつくることができます。私たちは、これまでに、東北地方を中心に44万本の苗木を、約5万人のボランティアと共に植樹してきました。
災害からいのちを守る森づくりは、未曽有の大震災を経験した私たちが、次世代を担う子供たちを守るために、残し伝えなくてはならない大切な知恵だと思います。
鎮守の森のプロジェクト公式動画
https://www.youtube.com/watch?v=fDdeAJddkms
全国から集まったボランティアと一緒に活動
森づくりは長い時間とたくさんの人手を要します。
鎮守の森のプロジェクトは、年間を通して下記のような活動をしています。
①採種:種子となるどんぐりを拾います。
②育苗:どんぐりを発芽させて苗木にするまで育てます。
③植樹:育った苗木を植えます。
④植えた苗木が森として育つまで草抜きなどの手入れをします。
全国から集まったボランティアと一緒に災害からいのちを守る森を一カ所でも多く増やせるよう活動しています。
1,000円で1本のポット苗を植えることができます。
どんぐりから苗木になるまで約1年半ほどかかります。こうして出来たポット苗は、地域の子供やお年寄りの手で「地域が安全で豊かになりますように」と願いを込めて植えられます。苗木は、1年で約1メートル成長します。20年後に子供たちが成人する頃には、立派な森となり災害からいのちを守ってくれることでしょう。
災害からいのちを守る森づくりは、これからが本番です。
皆さまのさらなるご支援をお願い申し上げます。

防災機能をもった森

南相馬市での植樹祭